【ゆるっと薬膳、簡単レシピ】第18膳 あさりとあかもくの海のエスニックスープ レモングラスの香り <海の恵みと、香り野菜で湿のないすっきりした元気なお腹をつくる>
前回のゆるっと薬膳、つくってみていただけましたか?
ココロも身体もゆるっと。ゆるっと薬膳 第十八膳です。
毎日雨が続くと、なんだか気分もすっきりしないし、なにより食欲ないなんてこと
ありませんか?
胃がもたれるとか、食欲がないとか、なんだかお腹が重い・・・そんなときは、
お腹にも湿が溜まっています。その湿をとることで、食欲もでて、元気がでてくるので、
不思議と身体の湿はつきにくくなりますよ。
元気な身体はお腹から!
お腹をあっためて、気を巡らせ、余分な水分を排出する。
そんな組み合わせのスープがこちら。
あさりとあかもく、海のエスニックスープです。
あかもくは、海藻の一種で、ふんわり藻のような粘りがありますが、
あさりの出汁ととっても相性がよくて、するするするっと、喉ごしよいスープになります。
きゅうりが身体の熱を冷まし、青紫蘇と、茗荷がお腹をあたためてくれ、香りで湿もとばしてくれます。
あさりとともに、鶏肉もつかって元気を補います。
レモングラス、カー(タイの生姜)、こぶみかんの葉っぱが、南国のバカンスにいるような
気分にさせてくれます。
あかもくが手に入らなければ、もずくでOK。
レモングラスは、フレッシュがなかったら、ハーブティでつくってみてください。
カーは、日本の生姜で。こぶみかんの葉っぱは、柑橘の皮をつかってみましょう。
とにかく、つくるときから、香りをクンクン吸い込んでください。
いつもより、呼吸をしっかりと。
鼻から入ったいい香りも、薬膳の一部。
つくった人が一番元気になりそうですね。
だからこそ・・・ぜひ、つくってみてくださいね!
簡単で、しかもおいしい。
“~の素”は、一切使わなくてもエスニックスープのできあがりです。
気持ちと、お腹ゆるっと、簡単です!
さあ、つくりましょう。
<材料 2人分>
あさり 1パック(8-10個くらい)
鶏モモ肉 1枚
あかもく 大さじ2(もずく20-30gくらい)
きゅうり 1本
青紫蘇 10枚
茗荷 2個
レモングラス 1本
カー(または生姜)1片
こぶみかんの葉っぱ5-6枚(または、柑橘の皮)
塩 ナンプラー適量
そうめんや、フォーなどの麺(お代わりスープ用)お好みで
<作り方>
1)鶏肉には、塩をふっておく。
2)鍋に、水を入れ、レモングラス、カー(生姜)、こぶみかんの葉っぱをいれて火にかける。沸騰したら、弱火にして、鶏肉をそっといれて、10分くらい煮る。
<ポイント>
この時、強火で煮ると、あくがたくさんでて、スープが白濁します。
白濁してもよいのですが、今日は海のスープで透明なスープにしたいので
弱火にするのと、お肉も柔らかくしっとり仕上がります。
3)あさりは塩分濃度3%で、砂出ししておく。
4)きゅうり、青紫蘇、茗荷は薬味になるように、細かく刻んでおく
5)鶏肉に火が入ったら、あさりをいれ、弱火のまま
火を入れる。だんだんあさりが開いて出汁が出てきます
あさりが開いたら、あかもく(またはもずく)をいれて、
塩と、ナンプラーで味をととのえる
6)器にスープをもりつけ、きゅうり、茗荷、青紫蘇をたっぷり添えて召し上がってください。
7)お肉と、あさりなどを一通り楽しんだら、
そうめんやフォーなどの麺をいれて食べても、とってもおいしいですよ❤
海の中に入って、泳いだり、足をつけたりすると塩水が身体を巡り、
余分な水分を排出しやすくしてくれます。
このスープは、食べたら海に入ったようなそんなイメージのスープなので
お腹があったまって、元気になってきたなと思ったら、
余分な水分も巡って、ココロも身体も晴れやかな気分にしてくれますよ。
鬱陶しい雨が続いたら、ぜひつくってみてください。
翌朝も雨でも、身体は晴れ☀そんな薬膳スープです。