モッティの奇妙な冒険 第13話:所変われば


小学生の頃のヒーローやヒロインと言えば皆さん誰でしたでしょうか?私はサッカーが好きでしたので、三浦知良選手でした。カズの愛称でおなじみですね。

三浦選手は言うまでもなくJリーグ発足時より日本をけん引していたスター選手です。50歳を超えて今なお現役でプレーしている姿は世界中の話題で、まさにレジェントと言って良いでしょう。

そんな輝かしい経歴を持った選手ですが、クロアチアで一時期プレーしていたことはご存じでしょうか?

クロアチア・ザグレブというチームに所属していました。現在はディナモ・ザグレブと言う名前のクロアチアを代表する強豪です。2022年現在世界最高の選手ともいわれているクロアチア代表のルカ・モドリッチ選手もこのクラブ出身です。

クロアチアはご存じの通り、戦後しばらくは旧ユーゴスラビアで多民族国家でしたが、今は分裂し、現在、スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、セルビア、コソボ、モンテネグロの7か国になっています。

クロアチアの風景の写真を見たことありますか?美しい町並みが広がり、港町のドゥブロヴニクは「アドリア海の真珠」とも呼ばれるほどです。宮崎駿監督の「魔女の宅急便」でキキの暮らしている街並みのモデルになっているので日本でもなじみの深い風景だと思います。

ジブリは美しい風景が得意なイメージがありますが、それを見事に生かした魅力的な作品ですよね。私の実家の近くに三鷹の森ジブリ美術館がありますが、周りは緑がいっぱいでまるで今にもトトロが出てきそうな雰囲気があります。建物が木に囲われているので意外と見落としそうになりますが、ロボット兵が立っているのでそれを目印にすると良いでしょう。

ロボット兵といえば「天空の城ラピュタ」ですよね。ラピュタと聞いて思い浮かぶ印象的な男性と言えば私もそうですが、7割ぐらいの方がムスカ大佐かと思います。ところが私の友人(英米文学専攻)はガリヴァーだそうです。「ガリヴァー旅行記」は小人の国で巨人扱いされるシーンが有名なお馴染みの物語ですが、実際は4編の物語で構成されています。その中の第3編は5か国出てくるのですが、トップバッターが「空飛ぶ島」ラピュータです。ちなみ5か国のトリを飾るのは当時江戸時代の鎖国中の日本です。

ガリヴァーはイギリス人なのですが、当時唯一日本に入国を許可されたオランダ人のフリをするのが印象的です。

なぜか巨人のイメージを持たされているので、大手の会社を「●●界のガリヴァー」と呼ぶ表現を良く見ますが、小人の国に行っただけでガリヴァーの背が伸びたわけではないのですけどね・・・(第2編は巨人の国で小人扱いされています)

旧ユーゴスラビア系の苗字に「●●ッチ」が多いのですが、これは「●●の息子」と言う意味で、英語圏でいう所の「●●son」に当たります。時代劇(チャンバラ系が好きです)にでてくる「某は●●が第一子××佐衛門!参る!」の「●●が第一子」が苗字になったイメージでしょうか?

余談ですが、弊社所属グループの昔のテレビ番組で、「サッカーユーゴスラビア代表で先発メンバーのゴールキーパー以外が全員『●●ビッチ』だった」ことがある旨見た記憶があります。

クロアチアに行きたくなっちゃいました・・・コロナが落ち着いたら行きたいと思います。