走らない私の、京都マラソン。


「食」を通して、ちょっと豊かな毎日を。
素敵に、マルシェ。のスタッフが、食べたものや旅の思い出、日常のちょっとした一コマ、おすすめの食品・バイヤーヴォイスなどを気ままに語るブログです。
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こんにちは、スタッフのENDOです。
私の辞書に「走る」という文字はありませんが…。

友人が参加するマラソンの応援に、日帰りで京都へ行ってきました。
地元駅を始発で出発。冬のこの時期、外はまだ真っ暗ですが、だんだん白んでいく空を眺めていると自然とわくわくしてきます。
小腹が減った新幹線の中では、「紀州南高梅・石神の梅干」をひとつ。(お正月に友人と集まった際にプチお年賀として配った残り。個包装の梅干しは携帯にも便利。)

2012年から始まった京都マラソンは、京都の街をぐるっと巡る市民参加型の大きな大会です。世界遺産や歴史ある神社仏閣のそばを走り、鴨川沿いの自然豊かなエリアも楽しめる、なんとも“京都らしい”コース。
観光地として有名な京都ですが、その街並みの中をランナーたちが駆け抜けていく光景は、なかなかの迫力で、羨ましいとさえ思えます。
 
何度目かの京都マラソンの応援。そして何十回も訪れている京都。
私にとって「応援」と同じくらい「京都のおいしいもの」を楽しむ日でもあります。

応援ポイントをいくつか決めて、移動手段や電車やバスの時刻表、移動中に食べられる“おいしいもの”を事前に下調べ。この時間も実に楽しいのです。


応援ポイント① 仁和寺と朝の粟餅

地下鉄とバスで北野天満宮へ。朝のおめざです。京都マラソンの号砲と同じぐらいに、天満宮近くの和菓子屋さんで名物の粟餅をいただきました。(20年振りに!)。
注文してから手際よく丸められた粟のお餅。2つはあんこに包まれ、1つはきな粉をまとい、スピーディーに提供されます。


お餅がなんともやわらかい。やさしい甘さの餡やきなこ。ほっとする味わいです。冬の澄んだ空気の中でいただく和菓子は、甘さがよりくっきり感じられて、なんとも贅沢な時間でした。

嵐電に乗って仁和寺へ。10キロ過ぎ、ちょうど目の前をトップランナーが通過。拍手に声援、和太鼓で迎えます。
その後1時間近く待って無事に友人をキャッチ。
最初に会えたので、もしこの後の応援ポイントで見逃しても、まぁいいか…と心に余裕が生まれます。


 

応援ポイント②北山エリアで本店限定クッキー

北野天満宮に戻り、バスで今出川に出てから地下鉄で、日本最古の公立植物園がある北山に向かいます(植物園の中もコースです)。
20キロ過ぎのこのエリアでは応援チャンスが2~3回あるので1回は見逃しても大丈夫ですが、無事会えました。見送った後は人気の洋菓子屋さんでゆっくりお買い物ができます。
毎回購入するのが、本店限定の手作りクッキー。
やはり「ここでしか買えない」というのはお土産的にも魅力です。花形のかわいらしいクッキーは口に入れるとホロホロと。フランボワーズジャムの甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。


 

応援ポイント③京都市役所前。途中下車でケーキ。

テレビで紹介されてから、ずっと行ってみたかった烏丸御池の苺スイーツの専門店。
ショーケースに並ぶ苺のケーキたちは、見ているだけで気持ちが華やぎます。
店内が混んでいたら焼き菓子だけ買おうと思っていましたが、ラッキーなことにイートインスペースへ。ショートケーキをいただきました。
応援で立ちっぱなしだった足と少し冷えたカラダに、春を先取りするようなやさしい甘さが染みわたります。


ちょっとのんびりしてしまったので、少し早歩きで最後の応援ポイント、京都市役所へ。
沿道で応援する人も多いです。35キロ。平安神宮のゴールまであとちょっと!

最後の応援ポイントで声援を送り、ランナーしか味わえない“給食”のお裾分けを貰いました。

マラソンの〆は、老舗のカレーうどん。

京都のおいしいものも、ラストスパート。
京都市役所から四条方面に繁華街を歩いて『カレーうどん』を目指します。(京都に来ると、おうどんをいただく事が多いです)

創業大正15年、100年近い歴史を持つお店でカレーうどんをいただきます。さすがに創業当時にカレーうどんがあったかどうかは分かりませんが…。
とろみのある、お出汁の効いたスパイシーな一杯。九条ネギが良いアクセントです。
気づけば汁までしっかり完食。友人がゴールする頃、私も良い汗をかいていました。

私は一歩も走っていませんが、友人のおかげで冬の京都を五感でフルに楽しむことができました。
応援の達成感と、お腹も心も満たされた満足感。
帰りの新幹線では、数々のお土産を眺めながら「来年もまた応援(という名の食べ歩き)に来よう」と心に決めました。

旅先で出会うおいしいものは、その土地の空気ごと持ち帰れるような気がします。
「素敵に、マルシェ。」でも、そんな“旅の記憶に残る味”を、これからもご紹介していけたらと思います。