雨のキャンプで感じたこと

ニューノーマル時代もまだまだ根強い人気のキャンプ。むしろ、適度なソーシャルディスタンスを保ち、逆に自然と密な関係になれるキャンプはニューノーマルそのものなのかも知れません。
昨年の秋キャンプでのこと。紅葉真っ只中、木漏れ日が降り注ぐ湖畔のキャンプ場を期待して行ったはずが、天候に恵まれずずっとあいにくの雨。それでも見方を換えてみると、落葉たちが、雨粒たちの助けを借りてランタンの灯りを悦んでいる光景にも見えるなぁと。あぁ雨で良かったな、なんだかタープに雨粒が弾ける音も嬉しそうだなって思えてきました。焚き火に薪をくべながらウイスキーを飲む。全てが、普段よりも数倍美味しく感じられる夜でした。
その昔、サー・テレンス・コンランは、雨に浸る那須の森を見て「Good habitat(心地いい場所だ)」と呟いたとか。何となく解ったような気がしました。