モッティの奇妙な冒険 第17話:まさかの展開
私が中学生の頃、時の総理大臣がこう話していました。
「人生には、上り坂もあれば下り坂もある。もう一つ『まさか』という坂がある」
あれから20数年。言葉の意味を噛みしめる今日この頃です。
という訳(?)で今回のテーマは坂道です。
名古屋から上京してきたばかりの春、渋谷のパルコに向かっていた時にスペイン坂という表記に目が留まりました。
通りにスペイン料理の店とスペイン国旗が出ていたので、お店が先か、坂道の名前が先かという、ほとんどの人が気にならないであろうことが気になってしまったので調べたことがあります。
結論はお店が先でした。スペイン風の喫茶店があり、そこの店主の方がパルコからの依頼でスペイン坂と名付けたようです。
スペイン通りと呼ばれていた事もあったようで、某洋麺屋の看板にも「渋谷スペイン通り」の表記が残っています。
また、六本木のスペイン大使館前の坂もスペイン坂と呼ぶみたいです。
日本で国名のつく坂道で恐らく一番有名な坂と言えば長崎のオランダ坂になると思います。
私は実際に訪れた際に坂道のオランダ坂の石碑を見落としてしまい、しばらく右往左往していました。
また途中で道を聞かれて間違えた道を案内してしまった気がしますが、その方が無事に目的地に着いたことを祈るばかりです。
そしてこの時は超大型の台風が接近していて、命からがら九州から脱出した盛りだくさんの旅行でした。今となってはどれもいい思い出です。
最近訪れた坂は大阪(旧地名は大坂)ですが、難波の自由軒でカレーを頂きました。
ソースをかけると辛さとマッチして、生卵との相性もバッチリでした。また今度行ってきます。
当マルシェでも取り扱っておりますので是非お求めくださいませ。
話は変わりますが、冒頭の総理大臣の話の頃、学校に「坂さん」が2名いました。一人は「さか」さん、もう一人は「ばん」さんでした。日本には坂道が多いからか、坂にまつわる苗字が多いようです。気になるのでもっと調べてみます。
このブログを書くにあたって色々坂道を調べなおしたのですが、ひとつまさかな、と思うことがありさらに調べてみました。
するとありました。「まさか」が。
東京都板橋区に馬坂。
秋田県南秋田郡八郎潟町に真坂。
馬坂はまさか、うまさかの2通りの読み方があるようです。
皆さまもぜひ身近な坂にたまには目を向けてみてはいかがでしょうか。