モッティの奇妙な冒険 第3話:二つ名
「畑の肉」・「森のバター」・「山のうなぎ」と聞いて思い浮かぶものは何でしょうか。
正解は前から「大豆」「アボカド」「自然薯(山芋)」です。そう、これらは食材の別名、つまり二つ名です。
では「自然のキャンディー」といえば?ピンとこない方が多いかと思いますが、「デーツ」と言えばわかる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
デーツは和名ではナツメヤシと呼ばれていて、形がナツメに似ているから名づけられていますが、全くの別物です。茶道を嗜まれている方は、茶器に棗(なつめ)がありますが、これもナツメに形が似ているからだそうです。
ナツメ自体は古来より日本では食べられていました。今ではナツメと言ってもなじみがあまりないかもしれませんが、参鶏湯に入っていますので韓国料理が好きな人はご存じかもしれませんね。
本題のデーツに戻りますが、主にカタール・サウジアラビア・イランの中東地域や、チュニジアやモロッコといった北アフリカで良く食べられているようです。乾燥した砂漠地帯での栄養価の高い貴重な食材として親しまれています。
またイスラム教のラマダーン期間中は日没後に食事をとるのですが、その際に牛乳と一緒に最初に食べるそうです。
また「自然のキャンディー」と言われるように甘いのが特徴です。食べてみた感想ですが、ドライフルーツにありがちな濃厚な甘みを想像していたのですが、黒砂糖のような、ややあっさり目な甘みで上品な味わいでした。
沖縄でも暑さを和らげるため、黒砂糖を齧るという習慣を聞いたことがありますが、デーツもそれに近いものがあるかもしれません。
私は結構デーツが気に入り、思い出したときに買っています。そのまま食べるか、ヨーグルトに入れて食べたりしています。
当マルシェでもデーツを取り扱っておりますので、ぜひ味わってみてください。
二つ名で思い出したのですが、あれは確か中学2年生の頃、同級生が何やら自分自身の二つ名をつけていました。今となっては忘れてあげたいのですが、多分クラスメートの大半が覚えていると思います。
今となっては懐かしい思い出です。