モッティの奇妙な冒険 第6話:闇の奥


野原と聞いて思い浮かぶものはだだっ広い空間でしょうか?しんのすけでしょうか?

後者の方は残念ですが、今回は前者の話です。

12年ほど前、秋口に箱根に行った際に仙石原に立ち寄りました。そこに広がっていたのは黄金に輝くススキ野原でした。あたり一面ススキしかなく、背丈ほどの長さなので方向感覚もわからなくなるほどでした。

ちょうど今頃見ごろかと思いますので、箱根の温泉を楽しんだあとは是非探索してみてください。

野原の意味をあらわす国があります。野原を意味する「pole(ポーレ)」が語源となったといわれる国、ポーランドです。その名の通り平原が特徴の国です。

小さな国ではありますが、多くの学問的、文化的な偉人を生み出している国です。

学問ではキュリー夫人が有名ですね。二度のノーベル賞に輝いた世界史に名を刻む科学者です。彼女の研究は今現在も多くの人の命を救う礎となっています。

ポーランドの代表的な作家を2名。ジョセフ・コンラッド(英国移住で英国籍有り)とスタニスワフ・レム。

あまり一般的ではないかもしれませんが、文学を学んだ方やSF小説に精通している読書家の方はお馴染みの作家かと思います。

前者の代表作は今日のタイトルにもなった「闇の奥」、後者は「ソラリスの陽のもとに」があります。

どちらの作品も映画の方が有名かもしれませんね。

「闇の奥」は「地獄の黙示録」の名前でフランシス・F・コッポラ監督が、後者は「ソラリス」の名前でスティーブン・ソダ―バーグ監督が映画化してヒットしています。

高校生の時に「地獄の黙示録」の特別完全版(何と202分)を見たのですが、「スター・ウォーズ・エピソード2」を見た次の日に見たせいか長くて難しくて退屈だった覚えがあります。

大学生の時に見返したとき、ようやくストーリー(映画としての深い解釈や考察という事ではありません)が分かったような気がしたのですが、長くて退屈でした。数年前に久しぶりに見返したのですが、長いことに変わりはなかったのですが退屈とはなぜか思わなかったです。歳を取った証拠でしょうか。

これ以降コッポラ監督というだけで身構えてしまったのですが、「ゴッドファーザー」シリーズは長さを感じないぐらいに面白かったです

その中に出てくるマフイアの賄い飯のミートボールスパゲテイが美味しそうで真似して作ってみました。

こうした映画の中に登場する食事を本ブログの本編の「Meals in Movies」で紹介していますのでそちらのチェックもお忘れなく。