【Chef's advice】<第24回>シェフ直伝。おうちでできる、簡単レシピ「アートのような素敵なフレッシュサラダ」

初夏。いい季節になりました。

食材も春から夏にかけて、色とりどりの旬の野菜がたくさんお目見えです。

今回は、パリから中山シェフのセンスが光るアートのような素敵なフレッシュサラダを

ご紹介してくださいます。でも簡単!!

中山シェフに、旬の食材で何かレシピお願いできますか?

お鍋一つでなくてもよいのですが、でも簡単がいいんです!

と、お願いしたところ、

 

こんなのはいかがでしょう?

 

と、送ってくださったのが

10数枚の色鮮やかな食材の写真。 

 

宝石のようにきらきらしていて、みずみずしくて

きれいな写真でした。

 

 

赤いフルーツ、赤い野菜、コンテチーズのサラダ

いかがですか?

 

リンゴとマスタード、赤ワインビネガー、赤玉ねぎ、はちみつ、サラダ油でつくる

万能ドレッシング。

 

確かに、リンゴもマスタードも、赤ワインビネガーも、赤玉ねぎも、はちみつもオイルも

すぐ手に入る。(それにしてもパリの調味料はパッケージもおしゃれ!)

読者のみなさんでもできそう❤

 

赤いフルーツ、赤い野菜は、なんだろう?

 

写真をみてみましょう。

みずみずしいいちご

元気になりそうなビーツ

 

トマト、パプリカ、ラディッシュ、チコリ・・・

そのまま食べてもおいしそう❤

 

 

赤いチコリに、赤いビーツ。

「赤」と一口言っても、いろいろな赤。うーーん、アート。

 

サラダって、切り方で味もかわるので、こんな風に

うすーく、うすーく切ってみてください

茗荷も登場してきました。

 

ドレッシングを混ぜてみましょう。

マスタード、塩、ワインビネガー、オイル、赤玉ねぎは、千切りにしていますね。

リンゴも同じくらいに切ってみましょう。あとはミキサーでがーーーっと。

 

青いトマトも出てきました(赤じゃないけど!)

さくらんぼも❤

トマトも、パプリカも千切りに。

ドレッシングは、可愛いピンク色です。

 

さあ、盛り付け。

えっ!? 料理は?

 

サラダなので、あとはきれいに、おいしそうに盛り付けてみましょう。

いろいろな赤が、見ているだけで元気になりそうじゃないですか?

 

ここで、シェフにおいしいサラダにする秘訣をお聞きしてみました。

 

シェフ、おいしいサラダってどうすればいいでしょうか?

とお聞きすると、素敵なお答え✨

 

今回は赤いサラダにしましたけど、こんな風に

赤で統一しよう!とか、

白ばかりがいいなあとか、何かイメージを持ってもらえたら

おいしいサラダになりますよ。

 

あとは、食感があわせたらおいしいかもとか、

反対にこれはあわないなとか。

 

例えば、茹で卵。そのまま食べてもおいしいですよね。

トマトにはあわないと思う。

でも、きゅうりのシャキシャキにはあうなとか。

 

そう、季節感も大切ですね。

春っぽいサラダにしようと思ったら、茹で卵はとってもあうし、

夏っぽいサラダにしようと思ったら、夏の野菜がいいし。

 

見た目、食感、香り?

五感での相性も大切そうです。

 

以前、平瀬パティシエが、いろいろな色の薔薇の花びらに

フルーツをあわせるとき、どんなふうに決めますか?

と、お聞きしたら、

花びらと同じ色のフルーツが、相性がいいですよとおっしゃっていました。

それと似ているのかもしれませんね。

 

小皿に盛り付けるときも、ほらねっ。こんな感じに。

中山シェフのお料理は、どのお料理もお皿の上はアートです。

向きや、お皿の配置。ちょっとしたことで、すごくおいしそうですね。

今回は、レシピだけでなく、盛り付けもチャレンジしてみませんか?

 

最後に、盛り付けのコツを教えてくださいと、シェフにお聞きしましたら、

これまた意外なアドバイス。

 

盛り付けをやり直さないこと。

一度お皿にもったら、直さない。直すともっと変になりますよ。

ダメだあとおもっても、そのまま行く方が結果的にきれいな盛り付けになります。

 

とすると、直感!?

やっぱりシェフはアーティストなのでした。

 

ぜひ、皆さんもチャレンジしてみてくださいね。

 

◇材料:
<ドレッシング>
赤ワインビネガー 大さじ4
マスタード 大さじ2
りんご 1/2個
赤玉ねぎ 1/2個
蜂蜜 大さじ2(りんごの甘みによって調整してください)
サラダ油 上記材料をあわせたときの分量のざっくり3倍くらい
塩 少々


<サラダ>
赤いフルーツ(さくらんぼ、いちご、フランボワーズ)・・・でも他のものでも
赤い野菜(トマト、パプリカ、ビーツ、赤チコリ、ラディッシュ、茗荷)
コンテチーズ

作り方:

それぞれをみずみずしい状態で準備して、野菜は千切りに。フルーツは食べやすい大きさに切る。ドレッシングは、分量を混ぜ、サラダ油をいれたら、ミキサーなどで攪拌します。

蜂蜜は、味をみながら調整してください。特に、日本のりんごは甘いのでと、シェフからのアドバイスです。

 

器にサラダを盛り付ける。

 

全部そろわなくても、他のものがはいっても、大丈夫。

赤いフルーツと、赤い野菜が、目にも香りにも元気にしてくれます。

いつものサラダをちょっと贅沢に。

自分へのご褒美につくってみませんか?

 

To be continued…


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〈文・小池美枝〉