【ゆるっと薬膳、簡単レシピ】第16膳 牛筋と実山椒、ちりめんじゃこの和のパエリア <夏を前に、筋肉つけて、すっきりと。疲れにくい身体づくりしておきませんか?>

前回のゆるっと薬膳、つくってみていただけましたか?

 

ココロも身体もゆるっと。ゆるっと薬膳 第十六膳です。

 

だいぶ暑くなってきましたね。ちょっと動くと汗ばむ季節。

この季節から、動ける身体にしておくと、夏バテを予防できますよ。

動ける身体。ポイントは2つ。

1つは、きちんと筋肉をつけておくこと。

これ、女性も意外に大事です。筋肉がきちんとついていると、

代謝もよくなり、汗がきちんとでます。冷房にも負けない身体になりますし、

夏に気持ちよく海に山に活動できます。

 

もう1つは、前回同様水の流れをよくしつつ、きちんと排出できるようにしておくこと。

食べたら出す。吸ったら吐く。飲んでも出す。

こんな「陰陽」が夏バテを予防してくれます。

 

そのためには、筋肉大切です。

「以臓補臓」という言葉がありまして、補いたい臓腑は、動物の臓腑からその命をいただくと中医学では考えます。

そこで、筋肉をいただきたいから、牛の筋。牛筋です。

さらにちりめんじゃこもいい仕事をします。薬膳的には、どちらも「強筋骨」という効能があります。

 

今回は、特にお腹の水のはけをよくする

とうもろこし、アスパラガス、そら豆をつかって、

サフランで血を巡らせ、質の良い筋肉をつくります。

実山椒がお腹をあたためてくれるので、栄養をきちんと全身に巡らせてくれますし、

ぴりっとする味とさわやかな香りが、食欲をそそります。

 

ちょっと「和」のテイストのパエリア。

おこげも香ばしく、焼きとうもろこしの風味もあって、これはキーンと冷えた

白ワインが進みます。

 

いい汗かいたそのあとに、牛筋、実山椒、ちりめんじゃこのパエリアいかがですか?

 

牛筋は、まとめて煮ておいたら、カレーにも、お好み焼きにも、

酒のアテにも・・・。筋肉もつくし、お肌もぷりぷりになりますよ❤

 

気持ちゆるっと、簡単です!

さあ、つくりましょう。

 

<材料 2人分>
米 1.5合
牛筋(甘辛に炊いたもの・・・市販品でもよいです)100g
とうもろこし 1本
空豆 10-12粒
あさり 1パック
アスパラガス 1束
実山椒 適量(フレッシュがなければ、佃煮でもよいです)
サフラン 0.2g(200ccくらいの水につけておく)
ちりめんじゃこ 大さじ2くらい

 

 

 

<作り方>

1)実山椒は、一晩水につけておく。(佃煮を使う場合はそのままで大丈夫です)

2)あさりは塩水で砂出しをし、そら豆は皮をむいて、アスパラガスは2㎝くらいに切り揃えておく。とうもろこしは、ざくざくと切っておく

 3)牛筋は、細かく切って、甘辛(酒、みりん、醤油)に煮ておく(こちらも煮たものを買ってきてつかってもよいです)

 

4)サフランを水につけて、色をだしておく。

5)パエリアパン(フライパンでよいです)にオイルをしき、

とうもろこし、そら豆、アスパラガスを炒める。

6)あさりをいれ、少し水を加え、殻が開くまで火を通す。

7)洗った米をいれ、さらに炒める。

このとき、水を一気にいれてしまうと、リゾットのようになってしまうので

少しずつがポイントです。

お米がアルデンテくらいになったら、牛筋、実山椒、ちりめんじゃこを加えて、

盛り付ける。

 

パエリアのいいところは、そのままテーブルにだしておもてなし料理になるところ。

今回は、牛筋甘辛煮、実山椒と「和」の食材をつかったので

仕上げに少しお醤油をたらしてもおいしいです。

最後に火を強めにして、おこげをつくってもそれもまた美味❤

週末にぜひ、つくってみてください!