scene6:濃厚チーズトースト/『そらのレストラン』。

 

映画に出てくる食事シーン。

見終わったあとには、なんだか無性に食べたくなったり、
そのメニューを見ると、なんとなくシーンがよみがえる。
そんな心に残るメニューがみなさんにもあるんじゃないでしょうか?
 
映画に出てくるそんなメニューを作ってみたり、食べてみたり。
名画のワンシーンからよみがえる、そんなちょっと素敵なメニューをご紹介します。
 
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「素敵に、マルシェ。」では20226月に農林水産省が立ち上げた「牛乳でスマイルプロジェクト」に賛同し、牛乳・乳製品の消費の拡大を目的とし、酪農家の方々を応援していきます!

というわけで我が家の牛乳事情を少しお話したいと思います。

昔から我が家では食卓にいつだって牛乳が並んでいました。

朝食、夕食。カレーにだってシチューにだって、夏のそうめんにも、冬のお鍋にも、いつも隣には牛乳が並んでいました。

先日、実家で家族が集まったときにちょうどそんな話になり、食卓に必ず牛乳パック(1ℓ)が2本は並んでいたよね、と。
昔のアルバムを見てみると、写真にも残っていました。
誕生日パーティーか何かでケーキが食卓にあるその横にそびえたつ牛乳たち。
わたしには3人の兄がいるのですが、次男曰く、長男にいたっては、ジョッキでいつも飲んでいて半分くらい減ると「もうない」と言っていたらしいです。
ちなみにそんな長男はすくすくと育ち今では身長が184cm、兄の自宅の近所ではラグビー選手なんじゃないかという噂が出るほどになりましたので、これも牛乳のおかげ?かもしれません。(あえてほかの兄の話はしませんが、、)

わたしたち家族にとっては思い出の一部でもあり、人生で一番飲んだ飲み物と言っても過言ではないかもしれません。

ところで、皆さんは乳製品を使ったメニューでどんなものがお好みですか?

牛乳、チーズ、ヨーグルト・・・主食にもなれば、脇役でもいられるのに、デザートにだって変化する素晴らしい乳製品たち。

今回はそんな乳製品にとって欠かせない場所ともいえる、牧場を舞台にした映画をご紹介します。

 


©2018『そらのレストラン』製作委員会
出典:そらのレストラン(2019年)|映画|東京テアトル株式会社

舞台は北海道にあるせたな町。

海の見える牧場を営む主人公と、そこで暮らしている自然と食を愛する人たちの交流を描いた作品です。

映画の中では主人公たちが育てた野菜や、お肉、取ってきた海産物を使って作られたたくさんの食事シーンが出てくるのですが、本当にどれも美味しそうで映画を見た後はすぐにでも北海道に行きたくなるほど!

その中から今回はお手軽に作れるメニュー、主人公が朝食で食べていた『濃厚チーズトースト』を作ってみました!

このレシピは、映画のフードスタイリスト担当である齋藤亜希さん監修『そらのレストラン』とコラボしたものだそうで、とっても美味しそうだったので参考にさせていただいてきました!
とろっとサクサク「濃厚チーズトースト」でおいしい朝食を/macaroniマカロニ

作り方はとっても簡単♪

①5枚切りの食パンに、とろけるチーズ・モッツァレラチーズをのせます。
②薄切りにした玉ねぎとトマトをのせて、上からオレガノをトッピング。


▲玉ねぎはこの季節にぴったりの新玉ねぎを使用しました

ちなみにオレガノって皆さんご存じでしょうか?
(わたしは知らなかったです…)

スーパーとかだと粉末タイプのものしか売っていないので、なかなか葉っぱが見つからないんですよね。

母親に相談したところ、「そういうのはホームセンターに行けばあると思うよ!」とのこと。

とういうことで行ってみたら、近所のホームセンターのハーブコーナーにいました。



とてもかわいらしい葉っぱですね。

お肉にぴったりなハーブとして紹介されていましたので、次はお肉に合わせてみるのもいいかもしれないなぁ。

せっかくなので大切に育てていきたいと思います。


③トースターで焼き目がつくまでこんがり。

 

オリーブオイルを少しかけて、できあがり★

焼いたらオレガノが縮んでしまいました。。
もっとたっぷり散らした方が良かったかもしれないですね。

二種類のチーズをたっぷりと使っているので濃厚な感じはあるのですが、野菜もふんだんに使っているからか、くどくなく、牛乳に合う、朝食にぴったりのお味でした♪

そして、写真におさめた牛乳はわたしの故郷である栃木県産の牛乳ですが、なんと北海道に次いで二番目に生乳生産量が多い土地なんだそう。実ははじめて知りましたが…


その名も「ミルクの国」として、栃木県の牛乳をたくさん飲んでもらえるようにPRしているそうなので、ぜひ興味のある方は栃木の牛乳も飲んでみてください♬

さて、この映画では『食』というものに対して考えさせられるシーンがいくつも出てきます。

普段わたしたちが当たり前に食しているものも、もともとは酪農家だったり漁師だったり、誰かの手で育てられているものがほとんどで、食卓に並ぶときにはすでに違うかたちになっているので気づきにくいけれど、そこには確かに「命」が存在しています。

特に生産者の方々は日々それに向き合っているのですが、わたしたちはなかなか想像しにくいというのが本音だと思います。

その「命」をいただくことがまさに「食べる」ということ、そして『生きる』ということにつながっているんですよね。

日本ならではの挨拶で「いただきます」という言葉がありますが、これはほかの国にはない日本独自の挨拶と言われています。

そしてまさにこれが「これからいただく命に向けて」「生産者の方に向けて」「作ってくれた方に向けて」、そして「食事をいただけることに向けて」とすべてに対しての感謝の意味が込められているそうです。

映画の中ではこの「いただきます」が何度も出てきます。

牧場の牛たちに向けてだったり、目の前にいる家族に向けて、そして、食事そのものに向けても欠かさず「いただきます」と手を合わせます。

この映画を観て、もしかしたら当たり前すぎてあまり「いただきます」を言う習慣がなくなっている人もいるかもしれませんが、感謝の気持ちを込めて、伝えなくてはいけない言葉の一つだと感じました。

でも決して無理やりではなく、この映画を観ると自然に伝えたくなる、そんな気持ちになります♬

これからゴールデンウィークが始まりますが、
たくさんのことに感謝しながら、たくさんの美味しいものを食べて、楽しい連休が過ごせることを願っています✨

 

(店長)

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