日々の小さな素敵が、幸せの種になる~mie’s art de vivre《第3回》おじいちゃんのコンビーフサンドイッチ
こんにちは。薬膳料理研究家の小池美枝です。
「日々の小さな素敵が、幸せの種になる mie’s art de vivre」です。
毎日の生活の中の、わたしの好きなことをピックアップしたコラムです。
今回は「おじいちゃんのコンビーフサンドイッチ」
サンドイッチ好きですか?
わたしは、薬膳料理研究家として、お仕事させていただいているので
一通りの料理はできるのですが、古くからの友人が絶賛してくれるのが
サンドイッチとおむすびなんです。
自分でも、自分の作ったサンドイッチとおむすび、おいしいと思います💗
今日は、そのおいしいサンドイッチのルーツのお話。
わたしは生粋のハマッ子。横浜の港に近いところに、生まれて4歳まで祖父母の家に両親と妹と同居していました。
2歳違いの妹がいたので、母は忙しく、わたしの遊び相手はもっぱらおじいちゃん。
おじいちゃん大好きっこでした。
おじいちゃんとわたし。
祖父は、若いころはトーキー映画の弁士の仕事をしていたそうです。
今、生きていたらもっとその話を聞きたかったし、祖父のトーキー口調聞いてみたかったなあと思います。
わたしが生まれたときは、すでに引退していて町内会の仕事をしていました。
町内会の仕事に出かける時も、いつも乳母車でわたしはおじいちゃんと一緒。
そんな風だったから、お昼ご飯をおじいちゃんが作ってくれることも多くて、
その時に一番好きだったのがコンビーフのサンドイッチ!
当時・・・今からもう50年も前の話なので、今思えば、缶詰もまだ珍しいし、
その時70歳を超えていた明治生まれの男性がサンドイッチをつくるなんて、
ハイカラ、横浜らしいなと思います。
おじいちゃんのサンドイッチは、縦長のイギリスパンに、コンビーフと卵を炒って
マヨネーズで和えただけのものでしたが、パンはちゃんとトーストされていて
わたしにとっては、ごちそう💗
何より、大好きなおじいちゃんと食べるサンドイッチは格別でした。
そんな思い出があるからか、今でもコンビーフ好き。
そして、サンドイッチ大好き。
今日は、おじいちゃんのコンビーフサンドイッチに、夏の薬膳テイストをプラスした
Mie’sサンドイッチをご紹介します。
材料は、こちら。
*コンビーフ(懐かしのノザキです!)
*卵
*きゅうり、アーモンド、ゴーヤ
*梅干し、マヨネーズ
*そして、写真にはありませんが。パンです。
まず、コンビーフと卵をボウルに入れて、少し牛乳と塩をして
フライパンで炒めておいてください。炒り卵をつくる要領です。
続いて、きゅうりを薄切りにし、塩でもんで、水分をだしてしんなりさせておきます。
和えるマヨネーズなんですが、ここが薬膳!
ゴーヤをすりおろして、アーモンドを刻んで、梅干しをペーストにして
マヨネーズと合わせます。
きゅうりとゴーヤが夏の暑さを冷まし、アーモンドが肺を潤しつつ気持ちも安らかに
眠りやすくしてくれます。
こんな色のマヨネーズになります。
これに水気をきったきゅうりと和えます。
これだけで、サラダとして食べてもおいしいですよ。
いよいよはさみます!
パンは軽くトーストしておきます。
パンには、バターを塗ってください
野菜の水分がパンにしみないようにするのと、
食べたときのコクが違います。
下に炒りコンビーフをのせて、その上にきゅうりのサラダをたっぷり。
ぎゅっとはさんで、イギリスパンは縦長なので、3等分。
わたしのお気に入りは、パンの厚さより具がたくさん!!
たっぷりボリューミーにつくってくださいね。
皆さんは、思い出のごはん何ですか?
三つ子の魂百までとはよくいいますが、
小さいころに食べたものって、いくつになっても好きですよね。
わたしはコンビーフサンドイッチを食べると、幸せな気持ちになります💗
最後の写真は、祖父が町内会の仕事をしているときにつくった子供公園。
わたしもこのブランコで遊びました。
この近くに、祖父のお墓があるので、お墓参りに行くと、いつも立ち寄ります。
皆さんの「今日」は小さな素敵、ありましたか?
日々の小さな素敵が、幸せの種になりますよ💗
A bien-tot! Mie