日々の小さな素敵が、幸せの種になる~mie’s art de vivre《第7回》食欲の秋! 秋の味覚💗

こんにちは。薬膳料理研究家の小池美枝です。

「日々の小さな素敵が、幸せの種になる mie’s art de vivre」です。

毎日の生活の中の、わたしの好きなことをピックアップしたコラムです。

 

今回は「食欲の秋! 秋の味覚💗」

暑さ寒さも彼岸までとはよくいいますが、

お彼岸を過ぎたら、ようやく涼しくなってきましたね。

市場や、八百屋さん、魚屋さんにも秋の食材が並ぶようになりました。

暑くて食欲ない~!なんていっていた方も、食欲でてきませんか?

かぼちゃ、さつまいも、きのこ、落花生、秋鮭、さんま・・・自家製のいくら醤油漬けもいいな。栗もそろそろだな・・・。今年は、ぎんなんはお寺の境内に拾いに行っちゃおうかな・・・

春の生命力あふれる食材も大好きだけれど、実りの秋という感じの秋の食材も見ているだけで、ほっこりしませんか?

そんな秋の味覚をざざーーーんと紹介したいなと思います。

料理好きのわたしとしては、毎日3食だけじゃあ食べきれないくらい

食べたいモノ、つくりたいモノ満載です💗

 

1枚目の写真は、さんまとさつまいも。

土鍋ご飯です。

さんまは、フライパンで表面だけこんがり焼いておいてください。

そうすることで、炊き上がったときにご飯が香ばしく仕上がるのと、

食べるときにくずれなくて、きれいに取り分けられますよ。

さつまいもは、サイコロ状に切ったら、生のままで。

ちょっとだけ日本酒をいれて、炊き上がったら、たっぷりと黒胡麻をかけて召し上がってくださいね。

ビジュアル的には、これは、ぜひ土鍋で!

 

続いて、自家製飛竜頭。関東では、がんもどき。

わたしは横浜生まれなんですが、なんだか飛竜頭(ひりょうず)という言葉の響きが好きで、いつも飛竜頭と言っています。

お豆腐屋さんの出来たてがおいしいように、これは揚げたてが絶品です。

意外に作り方は簡単です。

木綿豆腐を水切りして、すり鉢でなめらかにしたら、

百合根や、ぎんなん、きくらげなどをあわせて、塩と、

わたしはちょっぴり味噌を隠し味にいれます。

それを食べやすい大きさにまるめて揚げるだけ。

写真上は、百合根、ぎんなん、きくらげ。

揚げたては塩だけでおいしく、だしと一緒でもすごくおいしい。

写真下は、ちょっと冒険してみたんですが、

さつまあげとの合体(笑)

太刀魚、タコをあわせてみました。

水切りした豆腐に太刀魚を三枚におろしたものをぶつ切りにして、フードプロセッサーにかけます。

そのとき、卵を1個。さつまあげの要領で。

良く攪拌できたら、たこ焼きにするくらいに小さく刻んだタコと、

青紫蘇をみじん切りしたものをまぜて、揚げます。

これがサイコーにおいしい。(自画自賛!実験大成功)

どんな味付けをしたの?と思うくらい、太刀魚とタコの旨味がでて

何も特別な調味料はいれていないのに、いくつでも食べられてしまいます。

太刀魚のおろしが大変だったら、白身の魚であれば、太刀魚でなくてもできそうですよ。

さつま揚げより、すっきり軽くて、でも旨味たっぷり。

次の日のお弁当にいれてもおいしいかも。


続いて、こちらは薬膳発酵スープ。

きのこ×豆板醤の組み合わせの発酵スープです。

きのこは、少なくとも3種類くらい使ってください。

こちらは、しめじ、えのき、まいたけ。

これを最初に豆板醤とともに弱火でじっくり炒めます。

ミートソースをつくるときに、じっくり玉ねぎを炒める感じです。

そうすることで、きのこから旨味、豆板醤の発酵の旨味が引き出されて

なにもだしや、〇〇の素などをつかわなくてもおいしいスープになります。

じっくり炒めたところに、かぼちゃと油揚げを入れてさらに炒めて、

あとは水をいれてコトコトと。

薬膳的に、肺を潤し、お腹をあっためるスープにしたいので

味噌と練り白胡麻をいれて、味付けを。

仕上げに、よもぎもちをカリっと焼いて添えると、ふーーーあったまるーーー(温泉にはいったときに、ふーーーって言うあんな感じ)というスープになりますよ。

 

はい!まだまだ続きますよ。

お腹が空いてきませんか?

がつんと炊き込みご飯いきましょう。3連発!!!


かぼちゃ、フレッシュ落花生、甘辛挽き肉


さつまいも、アーモンド


秋鮭、しらす、きのこ

最初のかぼちゃの炊き込みは、フレッシュ落花生が手に入ったら

ぜひつくってほしい一品です。

フレッシュ落花生って、塩ピーナッツと全然別物というくらい、フレッシュ落花生おいしいですよ。

挽き肉を甘辛煮してからいれると、かぼちゃの甘みがひきたちます。

さつまいもとアーモンドは、どちらも入れるだけ。

ほんの少し塩をいれて炊いてください。

意外や意外、アーモンドは炊いても香ばしいです。

 

秋鮭の炊き込みは、きのこを最初にバターで炒めてからいれてください。

バターの香りときのこ、鮭 の組み合わせに、贅沢にしらすをたっぷり。

ごちそう炊き込みです。

鮭をほぐして、おむすびにしてもおいしいですよ。

 

最後は甘味。

スイーツにもできそうな茶巾です。

最初がかぼちゃ。中にりんごを煮たものをいれています。上には松の実。

次のは、さつまいも。中には黒胡麻を練り混んだあんこ。上には黒豆とシナモンをかけて。

どちらも薬膳おやつです。

あったかいお茶でも、コーヒーでも合いますよ。

どちらの茶巾も、さらしがあればすぐにできます。

つぶしたかぼちゃ、さつまいもの中にそれぞれをいれて、さらしでぎゅっと絞るだけ。

でも、見た目が可愛いし、和菓子みたいじゃないですか?

子供たちのおやつにしても、喜んでくれると思いますよ。

 

どうでしたか?

秋の味覚。

身近な食材で。ちょっとひと手間のものもあるけれど

週末にでものんびりつくってみてください。

 

海辺もすっかり秋の海になりました。

誰かがつくった砂のアート。潮の満ち引きでこの数時間後には消えてしまいました。

諸行無常・・・かなあ。

砂浜にうちあげられた子たち・・・

 

空が高くなって、きれいな夕焼け。

海もとっても澄んできましたよ。

こんなきれいな夕焼けをみていると、今日も一日いい日だったなあって思います。

 

さあ、ごはんつくりましょ!

 

皆さんの「今日」は小さな素敵、ありましたか?

日々の小さな素敵が、幸せの種になりますよ💗

 

A bien-tot! Mie