日々の小さな素敵が、幸せの種になる~mie’s art de vivre《第9回》お菓子作りは、わたしの幸せの種💗
こんにちは。薬膳料理研究家の小池美枝です。
「日々の小さな素敵が、幸せの種になる mie’s art de vivre」です。
毎日の生活の中のわたしの好きなことをピックアップしたコラムです。
今回は「お菓子作りは、わたしの幸せの種💗」です。
皆さん、趣味は何ですか?
わたしは、料理、ガーデニング、犬との時間、海や森にいる時間、料理本をみながらお茶を飲む。編み物。そしてお菓子作り。
一番趣味歴が長いのが、お菓子作りです。
初めてお菓子をつくったのは、中学生の時。
元々お菓子を食べるのが好き。(ご飯も好きだけど)
母がお菓子作りは得意ではないけれど、でも、手作りのおやつを割とつくってくれる人で
ホットケーキや、プリン、ゼリーなどはよくつくってくれました。
着色料の入ったアイスクリームやお菓子はあまり食べないようにと、
いつも素材のよいお菓子を用意してくれたと思います。
叔父の家が伊勢佐木町(横浜市)のそばにあって、叔父の家に行くときは、
伊勢佐木町にある不二家か、元町にある喜久家でいつもケーキを買ってくれた思い出もあります。
(今でも、時々ふらっと行ってしまいます!)
中学生になったころに、自分でお菓子を焼いてみたいなと思って、
初めてつくったのが、アップルパイ。
アップルパイは、当時横浜駅にジャーマンベーカリーというカフェがあって、
横浜高島屋に母と買い物に行くと、買い物の帰りにそこでアップルパイを食べるのですが
そのアップルパイがおいしくて、自分でもつくってみようと思いました。
写真は、初めて買ったお菓子本。
当時は、ネットなんてなくて(今から40数年前!!)検索したらレシピがでてくるなんてなかったので、本をみてレシピ通りにつくる。
中学生のお小遣いで、お菓子本は高価なもので、この1冊でずーーーーーーっと。(笑)
おかげで、この本のお菓子は全部つくりました。
今でこそ、思い立ったらすぐアップルパイが焼けますが、
当時はなかなかサクサクのパイが焼けなくて、
何度もつくっては、膨らまないモチモチのアップルパイが焼けて、
自分で食べていましたね。
この型が、中学生の時から使っている、初めて買った型。
今でも大切に使っています。
大人になって、30代くらいになったころから、またお菓子を良くつくるようになり、
食の仕事をするようになって、さらに良くつくります。
昨年は、月一カフェをやらせていただき、薬膳おやつもよく作りましたが、
やっぱり好きなのは、焼き菓子。
最初の写真は、リンゴのタルト。
フレッシュなリンゴと、中にもリンゴの煮たものが入っていて、タイムの香りがお気に入り。
金柑タルト
金柑は、大好きな食材のひとつで、お菓子にも料理にも。
シーズンで3㎏くらいは毎年取り寄せてつかいます。金柑とチョコレート、ピスタチオの組み合わせ。
ナッツのタルト。
何種類ものナッツを使ったざっくりした生地のタルト。
フルーツタルト。
プルーン、杏といったドライフルーツに、フレッシュな柿を添えて。
リンツアートルテ。
最近のお気に入りレシピ。ウィーンが大好きで、
きっかけはウィーンフィルを聴きに行くことだったのですが、
行ってみたらお菓子の宝庫💗
毎日3食の他に、必ずカフェに行ってはお菓子を食べていました。
ウィーンのカフェでは、男の人も、ほぼ皆さんお菓子を頼む!
コーヒーだけ飲んでいる人はいないくらい、皆さんお菓子が好きなようで
わたしもいろいろと食べました。
そんな中で、おいしかったのが、このリンツアートルテ。
リンツアートルテは、オーストリアのリンツという都市が発祥。
タルト生地にアーモンドパウダーとシナモンやクローブなどのスパイスをいれ、
何種類かの赤い実のジャムをたっぷりはさんで焼くタルト。
ザクザクっとした素朴な生地が食べると口の中にスパイスの香りが広がり、
噛みしめると甘酸っぱいジャムの味。
断面はこんな感じ。
これが苦いコーヒーにあって、なんともおいしいのです。
これは絶対自分でも焼けるようになりたい!と、つくってみました。
チーズケーキ
チーズケーキは、断然焼いた方が好き。それもベイクドチーズケーキ派。
キャロットケーキ。
これは、人参ジュースを毎朝つくっていたときに、
自然栽培の人参を農家さんから取り寄せてつくっていたので、
搾りかすを捨てるのがもったいないなあ。何か使い途はないかなと思って、
つくってみたのがきっかけ。
(ホントは搾りかすでなく、人参そのものをすりおろしてつくるのですよ!)
素朴な味が、朝ごはんやちょっとしたお茶の時間にぴったりで
これも時々焼きます。
最後にマドレーヌたち。
おいしいマドレーヌを焼いてみたい!というのが目下の目標。
見た目はマドレーヌなんですが、もちろん食べられるんですが、
何かが足りない。
あとは、いつ焼いても同じにならないことが多い。
フランスに行くと、お茶にちょこっと添えられたマドレーヌがとってもおいしいことがあります。とか、パン屋さんで売っているマドレーヌが絶品だったりします。
好きなので、マドレーヌ型は色々集めていて・・・あとは、おいしいものが焼けますように。
料理の仕事をして、毎日料理をしていても、
なぜか時間があるとお菓子をつくりたくなってしまう。
疲れるどころか、お菓子を焼くことで疲れが飛んでしまうくらい。
わたしにとって、お菓子作りは、幸せの種💗
おいしいお茶の時間には、おいしいお菓子、絶対必要💗
おばあちゃんになっても、お茶の時間を楽しみながら、
お菓子を焼いていたいなと思っています。
皆さんの「今日」は小さな素敵、ありましたか?
日々の小さな素敵が、幸せの種になりますよ💗
A bien-tot! Mie