【ゆるっと薬膳、簡単レシピ】第11膳 牛乳寒天でつくる、桜あんみつ <喉が渇いて、咳が出る人いませんか?>
前回のゆるっと薬膳、つくってみていただけましたか
ココロも身体もゆるっと。ゆるっと薬膳 第11膳です。
〈素敵に、マルシェ。〉は2022年6月に農林水産省が立ち上げた「牛乳でスマイルプロジェクト」に賛同し、
牛乳・乳製品の消費の拡大を目的とし、酪農家の方々を応援しております。
ということで、「牛乳」をつかったお料理もご紹介していきたいと思っています。
3月6日は、二十四節気の「啓蟄」
冬眠していた虫たちがムクムクと、地上にでてくる季節です。
人も、そろそろ活発に動き出す季節ですね。
暖かくなってきたので、スポーツを始める人、新しいことにチャレンジする人、
ひなたぼっこするにもいい季節です。
前回は、イライラしませんか?と、お聞きしましたが、
今回は咳がでませんか?です。ちょっと動くと咳が出るなあという人いると思います。
「咳」と一口にいっても、いろいろな咳があり、風邪をひいている場合もあるし、
痰が絡んでいる場合もあるし。
今回は風邪をひいている人ではなく、風邪をひいていないのだけれど、なんだか空咳がでる。
喉が乾燥する感じ。そんな方のための薬膳です。
春になり、気があがってしまうことで、「陰液」=身体の中の潤いが
足りなくなることがあります。
この時期、肺が乾燥する人は、空咳がでたり、鼻が乾燥したり、便秘になったりします。
そんな時は、身体に、特に肺を潤すような食材を積極的にとって、また出てしまっている
咳を鎮める食材もあわせてとっていきましょう。
今回は、牛乳スマイルプロジェクト最終月になりますので
「牛乳」をつかったゆるっと薬膳レシピ。
「牛乳寒天でつくる、桜あんみつ」です。
牛乳で寒天をつくって、あんこを道明寺で包んで桜餅にして盛り付けます。
道明寺は、(写真では見えにくいですが)うっすらピンクにしているのですが、
食紅をつかわず、赤紫蘇のシロップを少しプラスしました。
紫蘇も肺の気を巡らせる働きがあります。
あんみつのみつは、肺を潤す氷砂糖でつくった白みつに、金柑のコンフィチュールをあわせて、柑橘の香りで気を巡らせ、喉を潤します。
塩味のえんどう豆に、肺と腸を潤す松の実もプラスしました。
金柑の黄色と、桜の花をのせた道明寺のピンクで、春爛漫❤
あんみつをおうちで作るなんて難しそう?
いえいえ、意外に簡単ですよ!
つくってみましょう。
<材料 2人分>
◇牛乳寒天
牛乳 350cc
粉寒天 2g
砂糖 40g
◇桜道明寺
道明寺粉 40g(これで4個分くらい)
砂糖 8g
白あん(市販品でよい)50gくらい
水 70㏄
赤紫蘇シロップ 小さじ1(なければなくてよい)
桜の花の塩漬け 4つ
◇みつ
白みつ(市販品でよい)60cc
金柑コンフィチュール 小さじ1(なければ、フレッシュ金柑2個)
◇飾り
松の実、塩えんどう豆 適量
<作り方>
1)牛乳寒天をつくります。鍋に、牛乳と粉寒天を入れ、よく混ぜてから
火にかけます。牛乳がふつふつとしてきたら、弱火にして砂糖を入れます。
2)砂糖が溶けたら、ざるで濾します。
3)型にいれて、水で粗熱をとったら、冷蔵庫で1時間くらい冷やします。
寒天は、ゼラチンより早く常温でも固まるので、早めに型にいれてくださいね。
4)続いて道明寺。
道明寺に水と砂糖を加えて、火にかけ、砂糖が溶けるまで混ぜます。
赤紫蘇シロップもあれば加えます。
そのまま10分くらい蒸らします。
5)道明寺粉が蒸らせたら、一口大くらいを手に取って、
真ん中に白あんをいれて、丸めます。
6)丸めたら、真ん中を少しへこませて、桜の花を飾ります。
7)牛乳寒天を四角に切って、お気に入りの器に
盛り付けましょう。
8)白みつ(市販品)に、金柑を細かく刻んでよく混ぜます。
そのシロップを添えて、出来上がり❤
牛乳寒天はつくったら2.3日は冷蔵庫で保存できるので、
多めにつくっておいて、それだけでおやつにもいいですね。
つるっとしたのどごしが、乾いた咳をした喉にやさしく
ほっこりしたおやつになりますよ。
ぜひ、お試しください。