【ゆるっと薬膳、簡単レシピ】第8膳　杏仁フレンチトースト＜咳やのどのイガイガ予防に＞牛乳でスマイルレシピ

前回のゆるっと薬膳、つくってみていただけましたか？

ココロも身体もゆるっと。ゆるっと薬膳　第八膳です。

〈素敵に、マルシェ。〉は2022年6月に農林水産省が立ち上げた「牛乳でスマイルプロジェクト」に賛同し、牛乳・乳製品の消費の拡大を目的とし、酪農家の方々を応援いたします。

ということで、1月の食のプロジェクトは、「牛乳」をつかったお料理を

ご紹介していきたいと思っています。

今週は、第二弾！

年が明けて、一層寒くなってきましたね。

風邪ひいてませんか？

ちょっと咳がでそう。とか、喉がイガイガしているなんてことはないですか？

そんな咽の予防の強い味方が「杏仁」

そう、あの杏仁豆腐の杏仁です。

今日は、杏仁と牛乳をたっぷりつかったフレンチトーストを

つくって、喉の養生をしましょう。

作る前に、ちょっと杏仁の薬膳的な効能をお話しますね。

杏仁は、杏（あんず）の仁。硬い種を割ってみると、中にナッツのような白い粒が入っていますが、それが仁。

梅や、桃などバラ科の果実には多く入っています。

写真が、杏の種ですが、右上に1つだけ薄い茶色の粒がありますが、

それが、種を割ってでてきた「仁」＝杏仁です。

杏仁そのものは、生薬で、

本当の杏仁豆腐は、この仁をつかってつくります。

咳を鎮めたり、肺を潤したり、腸を潤したりする効果があって、

麻黄湯、麻杏甘石湯、五虎湯などの漢方にも使われます。

さらに、詳しく説明すると、

杏仁には、甜杏仁（南杏仁）と、苦杏仁（北杏仁）にわかれて、

それぞれの効能も少し違います。

左の大粒が甜杏仁、右の小さな粒が苦杏仁です

漢方に使われるのは、苦杏仁が多く、味も苦く、咳を止め、呼吸を楽にします。

甜杏仁は、甘みが少しあり、咳をとめたり、肺を潤したりします。

ご家庭などで杏仁豆腐をつくるときに、すでに粉末になっている

杏仁霜を使うことが多いと思いますが、こちらは甜杏仁が使われます。

今日は杏仁霜を使って、フレンチトーストを作ってみましょう。

「杏仁フレンチトースト」

フレンチトースト、好きな方多いですよね？

ちょっと硬くなったパンを牛乳と卵、お砂糖をあわせた液にしっかりつけて

バターでこんがり焼いて、メイプルシロップをたっぷりかけて食べると

表面はこんがり、中はもっちり、ふわっとプリンのようで・・・

うーーーん、食べたくなりませんか？

作り方は、簡単です！

パンを漬け込む牛乳液に、杏仁霜の粉を入れるだけ。

あとは、仕上げに肺を潤してくれるアーモンドをパラパラと。

牛乳も卵も身体を潤してくれるし、

メイプルシロップにも、肺を潤す効能があるんですよ。

さらに、寒いですから、お腹をあたためるシナモンもかけて、食べてみてください。

カリっ、さくっのあと、もっちりした頃に、お口の中が杏仁豆腐の香りに

包まれますよ❤

さあ、つくりましょう！

ゆるっとする場所は、ココロと喉と肺。

＜材料　4人分＞
パン　4切れ。（フランスパンでも、食パンでもよいですが、厚めのものがおいしいです）
牛乳　200cc
卵　2個
砂糖　大さじ1
杏仁霜　大さじ1
ポイント！
ラベルに「甜杏仁」と書かれているものをつかってくださいね。
コーンスターチ、アーモンドパウダーなどだけのものは、
杏仁風のものはできますが、杏仁の効能はないので、注意してくださいね
バター　20ｇ
メイプルシロップ　仕上げ用　適量
アーモンド　仕上げ用　適量
シナモン　仕上げ用　適量