薬膳〈腸美人〉第5膳 マンゴーと海老の甘酸っぱいヤムウンセン(レシピ/作り方)

  

じめじめとした梅雨空が続くと、食欲もないなあ・・・

なんて方も多いのではないでしょうか。

そんな時には、トロピカルなエスニック薬膳いかがですか?

 

ぷりぷりの海老をたっぷりと使ったタイ料理、ヤムウンセン(春雨のサラダ)に

甘いマンゴーを丸ごと1個贅沢につかったトロピカルヤムウンセンです。

 

マンゴーの薬膳的な効能は、胃の調子を整え、身体に潤いを与えて、渇きをいやします。

お腹の調子をととのえ、暑気払いをしてくれるいんげんと、同じく、暑気払いをし、身体にこもった熱を冷ましてくれる緑豆の春雨をつかいます。

消化を助けるパクチーに、お腹をあたためて、気を補う鶏肉と海老の組み合わせは、

じめじめとした梅雨やこれからくる暑い夏の季節の食欲不振にぴったりです。

ということで、今回の美人は、<腸美人>の一品です。

 

今回の便秘は、気秘。

お腹の調子が悪くて、食欲もない。身体全体に元気もないので

便意があってもうまく排出できないために起こる便秘は、意外に夏に多いかもしれません。

 

ヤムウンセン(春雨のサラダ)は、春雨、海老、挽肉は茹でたてを和える

あたたかいサラダが本場タイの食べ方。

そこに、酢、ナンプラー、酢などに砂糖を加えて、甘酸っぱいドレッシングを和えて、

最後に葉物野菜をしゃきしゃきと混ぜます。

 

今回は、マンゴーがあるので、

砂糖は使わずにマンゴーの果汁で甘みをつけます。完熟マンゴーのとろっとした甘みに、

ナンプラーと、チリソースの甘酸っぱい味がよく合います。

アクセントに生姜のすりおろしをくわえて、ぴりっと辛さもプラス。

薬膳的には、生姜は身体表面の寒さを飛ばすので、クーラーによる冷えにもよいかもしれませんね。

<材料 4人分>
・完熟マンゴー 1個
・海老 8尾(大きめ)小さいものなら12-16尾
・緑豆春雨 100g
・パクチー 1束
・いんげん 10本くらい
・鶏ひき肉 100g
・チリソース 大さじ2
・ナンプラー 大さじ2
・海老、鶏ひき肉、春雨のゆで汁 50cc
・生姜ひとかけ 
・カシューナッツ 10g

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<作り方>

  1. 海老は背ワタをとり、大きな海老なら半分に切る。
  2. いんげんは、3㎝くらいに切り揃える。
  3. パクチーも3cmくらいに切って、根っこの部分は、とっておく。
  4. 鍋に水をいれ、沸騰したら、パクチーの根っこと、生姜のスライスを2-3枚いれ、

 続いて春雨、鶏ひき肉、海老、いんげんの順にいれ、まとめて茹でる

  1. 茹で上がったらざるにとり、茹で汁は50㏄とっておく。
  2. 生姜の残りをすりおろして、ナンプラー、チリソース、茹で汁を混ぜる。
  3. マンゴーを一口大に切る。切ったときに出た果汁は合わせるソースに混ぜる。
  4. 6に茹で上がった春雨、海老、鶏ひき肉、いんげんを入れ、一口大に切った

 マンゴーもあわせる。細かく刻んだカシューナッツもあわせる。

  1. パクチーをさっと和えて盛り付ける。

パクチーのしっぽは、エスニックの良いお出汁がでます

 

 今回のヤムウンセンのたれは、生姜のすりおろしと、マンゴーの果汁がアクセント!

 

出来立てのほっこりあたたかいヤムウンセンはとってもおいしい。

でも、残ってしまったら冷蔵庫で一晩。そうすると、マンゴーの果汁が

もっとしみて、それもまたおいしいのです。

マンゴーの甘みが、ロゼとぴったり合いそうです。

今回の美薬膳メニュー「マンゴーと海老の甘酸っぱいヤムウンセン」はいかがでしたか?
ヤムウンセンにマンゴーを和えると聞いただけで食べてみたくなりますよね。
この夏みなさんもぜひ、これで腸美人を目指してください♪

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