scene2:ブルーベリーパイ/ただそうなだけ、『マイ・ブルーベリー・ナイツ』。
映画に出てくる食事シーン。
見終わったあとには、なんだか無性に食べたくなったり、
そのメニューを見ると、なんとなくシーンがよみがえる。
そんな心に残るメニューがみなさんにもあるんじゃないでしょうか?
映画に出てくるそんなメニューを作ってみたり、食べてみたり。
名画のワンシーンからよみがえる、そんなちょっと素敵なメニューをご紹介します。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
まだまだ外は蒸し暑くて、少し外を歩いただけなのに汗が止まらない。。
それでも暦の上ではすでに秋だそうで、いつも行く洋服屋にはすでに秋服が並んでいました。
わたしも秋服が早く着たくて、少しずつ忍ばせて楽しんでいます。。
さて、今年の夏はみなさんどう過ごされたでしょうか?
わたしの夏はというと、〈その日一番の暑さ〉を記録するような場所にある地元に、久しぶりに帰省をしました。
そこで見たのは色白だった甥っ子が、真っ黒なサッカー少年に様変わりしていたこと。
実家で聞いた蝉の鳴き声や風鈴の音、庭で取れたスイカの甘さと、通りがかりに見かけた打ち上げ花火、そして日に焼けた甥っ子…どれも風情があって良かったのですが、
それでもわたしは、7月に東京で行われたライブで見た推しの姿と歌声が、今でも忘れられません。
コロナになってからずっと会えなくて、母親と一緒にテレビ越しに見ていたその人が目の前で歌っている。。踊っている。。
3時間半という長い時間のはずなのに、打ち上げ花火のように一瞬に感じました。
さて、わたしの夏の思い出はさておき、夏真っ盛りだった8月1日、何の日だったかみなさんはご存じでしょうか?
そうです。8と1のごろ合わせで「パイの日」だそうです。
都内でもたくさんのパイ専門店ができていて、SNSでも美味しそうな写真がずらり。
その中でも今回は、帝国ホテル内にある《ガルガンチュワ》で人気の高いブルーベリーパイをいただきました!
(といっても実際に買ってきてくれたのは「素敵に、マルシェ。」のスタッフなのですが。。)
こんなに暑い中…とてもうれしい…ありがとうございます☆彡
▲ショップ袋からすでに高級感が漂っていますよね。
ひっそりと記してある「IMPERIAL HOTEL」の文字。
母親もついつい「わぁ!」と声を漏らしていました。
緊張感のある開封式を終えたあと、中から出てきたのは存在感のあるブルーベリーパイ。
▲つやつやの可愛いビジュアル
思ったよりも大きくて、ずっしりとしていました。
中にたっぷりのブルーベリーが詰まってる感じがしてすでに楽しみ♪
ちなみに今日のお供はアイスティー。
甘さすっきりのストレートです。
(ミントでも添えてみようか悩んだけど、やめましたw)
写真を撮って楽しんでいたところに、兄夫婦がお出かけから帰宅!
甘い香りとビジュアルに蜂のように寄ってきました。
▲切ってみたら中にブルーベリーフィリングがぎっしり!
一口食べてみると、思ったよりも甘さ控えめで、フィリングの中にシナモンのスパイスが少し感じられます。
これなら甘いものが苦手な人でも食べられそう!
かくいうわたしも、甘いものはそこまで食べないのですが、これは本当に美味しくてもっと食べたかった。
(母親とこっそり食べようと思ったのですが、兄夫婦が興味津々だったのでおすそ分けしたところ、自分の分が少なくなってしまった…)
パイは薄めだけどパリパリ×しっとりの二つの食感が感じられるうえにバターの香りもとても良き。
ブルーベリーは濃厚な甘酸っぱさがパイとマッチしていて、
兄も「高級な味がする・・・」と一言。
思っていたよりは大きかったけど、食べてみるとあっという間になくなってしまいました。
寂しい。
その儚さもまた良いのかも。
パイといえばアップルパイが思いつく人も多いのではないかと思いますが、
今回はちょっとマイナーなブルーベリーパイ。
パイの日といえばで、思い出したのが、『マイ・ブルーベリー・ナイツ』という映画。
© Block 2 Pictures 2006
出典:マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007)|映画|アスミック・エース株式会社
アップルパイや他のケーキは売れていくのになぜか残ってしまうブルーベリーパイ。
「美味しいのに、ただ人が選ばないだけ」
最初に見たとき、正直理解ができなかったんです。
選ぶ方も、選ばなかった方にも理由はあると思うから。
でも今回、ブルーベリーパイを食べてみて少しだけ?分かった気がします。
こんなに美味しいのにどうして今まで食べなかったんだろう。
でもそこに特に理由はなかったんですよね。
なんとなく。ただ選ばなかっただけ。
人生もそういうものなのでしょうか。
今までの選択にすべて理由があったかというと、そうじゃないかもしれない。
うーん。。
でも、あまり思いつめることはしなくていいのかも。
だってそこに理由はないのだから。
そう思ったら少し気が楽になりませんか?
帝国ホテル内《ガルガンチュワ》のブルーベリーパイは通販でも買えるそうなので、みなさんもぜひ選んでみてはいかがでしょうか。
(店長)